以前はリフォーム関係の仕事をしていましたが、戸建ての建築に興味があり、専門学校で学び直して当社に大工として転職しました。大工の仕事には基礎の上に柱や梁を組み上げて、建物の骨組みを作る工程、建物内に建具を取り付けて、壁や床、階段、窓枠などの細部を作っていく工程があるのですが、そのどちらにも関われるというのが当社の大工の特徴。これまでに６、７棟を建てましたが、ゼロから家を作り上げる達成感が味わえるのは、一つの家を最初から最後まで担当する当社ならではの醍醐味です。福岡市内だけではなく、北九州、糸島、佐賀など、いろんな土地で家を建て、カタチに残る仕事を日々やれていることにやりがいを感じています。

技術がモノをいう職人の世界なので、先輩大工から厳しく指導を受けることは覚悟していました。しかし、驚くほど優しく教えてもらえるというのが入社してからの率直な感想。「現場は楽しく」という方針の元で働くことができています。私が関わっているのは建売住宅なので一定の規格はありますが、もちろん全て同じではありません。現場を数多く重ねることで、先輩から技術を教わりながら成長している最中です。遠慮なく質問できる雰囲気があり、やる気を見せれば応えてくれる環境なので、大工として働く上での人間関係はスバ抜けていい会社だと思いますね。施工管理の担当者も若手ばかりで歳が近いこともあり、仕事がしやすい関係性が築けています。

ゼロから家をつくるというやりがいに加えて、経験を重ねることで自らの成長が実感できるというのも、技術職である大工ならではのモチベーションです。入社当時と今を比べると、同じ作業が半分以下の時間でできるようになっており、スキルアップすること自体に楽しさを感じています。一生を過ごすことになるかもしれない家づくりに携わっているので、ミスをしないことは大前提。その上で、居住者の目に見えない部分でも美しく丁寧に、プロの仕事をすることがこだわりです。先輩方の仕事ぶりを見ていると、現場でアクシデントが発生した時の対処方法や、住宅に関する深い知識など、感心することばかり。私も見習って貪欲に技術を磨き、家づくりのスペシャリストへと成長していきたいです。