吉原

小森とは年が１つ違いで、福岡市東区が地元という共通点もあって、最初から気が合ったよね。

小森

そうですね。僕が独り立ちして自分で営業できるようになるまで、最初の数ヶ月間はほぼ毎日一緒にいましたしね。デスクも隣同士だし、一番話しやすい先輩です。

吉原

今は互いに自分の仕事をしているから日中は別々に動いているけど、小森からはしょっちゅう携帯に連絡がある。

小森

吉原さんが「忙しい時はちゃんと伝えるから、いつでも相談してこい」って言ってくれたんで、遠慮なく連絡させてもらってます。1年目の僕が質問するレベルの話って、誰にでも聞ける内容だとは思うんですが、メンターとして日々接している吉原さんがやっぱり一番話しやすいので安心します。

吉原

遠慮して聞かずに失敗したり、業者さんに迷惑をかけたりするくらいならどんどん質問してほしいから、それでいいと思う。僕も2年目で初めてメンティーの後輩をもつから、最初は自分から様子をうかがって声をかけるべきなのかなと気にしてたけど、小森がどんどん聞いてくるから、最近は聞かれるまで放置しているかも（笑）。

小森

昼間に連絡を取って、近くにいれば一緒に昼ご飯を食べることも多いですよね。プライベートでも温泉に行ったり、ゴルフに行ったり、仲良くさせてもらっています。仕事では先輩、プライベートでは兄のような存在です。

吉原

確かにいつでも一緒にいるよな。小森の代のメンター、メンティーの中でも僕たちが一番仲がいいと思う。

小森

僕が独り立ちする前、土地の仕入れなどの商談をするロールプレイングをしてもらったことがあって、吉原さんから「相手に興味をもって話してるか？」と指摘されましたよね。それまで自分を売り込もうとは思っても、相手を理解するという発想が僕の中になかったので衝撃を受けました。

吉原

商談のシミュレーションを聞きながら話は上手なんだけど、どこか他人行儀というか、主体性に欠けるというか、そんな印象があったので正直に伝えたよ。でも、そこから小森は変わった。

小森

「相手に興味をもつ」ことで、他愛のない話が自然とできるようになって、結果的に業者さんとの距離が縮まりました。おかげで前よりも土地の情報が得やすくなりましたね。業者さんだけじゃなく、社内でもいろんな人と積極的にコミュニケーションを図ることで、仕事がやりやすくなったと感じています。

吉原

もう一つ、小森の成長を感じた瞬間があって、契約しようとした土地の交渉が難航したことがあったよね。どちらかというと小森はすぐに正解を求めるタイプだったから、部長に相談に行く前にまず自分の意見をもつようにアドバイスしたら、そこから主張できるようになってきたと思う。

小森

吉原さんはとにかくコミュニケーション能力が異常です。初対面でも相手の懐にぐいぐい入り込める。しかも無理している感じではないので、天性のものだと思います。だから見習いたいけど、なかなか真似できるものじゃなくて…。

吉原

営業って相手にいかに好印象を与えるかが大切だからね。同じ商品、同じ値段でも、Ａさん、Ｂさんどっちから買いたいと思うかって、最終的には「人」の勝負になると思う。だから小森にアドバイスをする時も、客観的に見て「もっとこうすれば相手の印象がよくなるのに」って感じたことを伝えるように意識しているかな。

小森

自分の仕事もあるのに、吉原さんは僕のことよく見てくれてるなと感心します。有難いですね。

吉原

世話好きなのかな。僕もまだ２年目だから、自分の仕事とメンターの役割をどちらもやるのは大変だけど、決して苦ではないんだよね。メンターになって小森から学んだこともあるし。

小森

そうなんですか？聞いたことないです。

吉原

小森って、場の空気を読むのがうまいというか、相手がしてほしいことを察知するというか、そういう能力に長けていると思っていて。それって、営業としてはとても大事なスキルだから参考にしているよ。恥ずかしいから面と向かって言ったことはなかったけど（笑）。

小森

メンター制度は１年で終わるけど、これからも吉原さんとの関係は変わらないでしょうね。

小森

入社2年目になると僕がメンターの立場になるかもしれないけど、正直まだ自分のことで精一杯で後輩の面倒を見る余裕がありません。なので、余裕をもって仕事をするのが当面の目標ですね。主任の役職も近い将来のステップだと思っています。

吉原

僕も1年目は余裕なんてなかったから大丈夫だよ。今でも小森の前では余裕があるように強がっているところもあるし（笑）。僕は30歳になるまでに、新しいことにチャレンジしたい。会社がどんどん大きくなっているし、やりたいことをやらせてくれる環境だから、今とは全然違う仕事にも挑戦できるんじゃないかとチャンスを狙っている。

小森

やる気を買ってくれる社風、応援してくれる人の温かさは「よかタウン」の魅力ですよね。正直、就職活動を始めるまで、不動産業界って人間関係がもっとギスギスしているイメージをもっていたけど、「よかタウン」の企業説明会の雰囲気に触れて、そのイメージが吹き飛びました。

吉原

「失敗してこい！」くらいの心意気で、上司が送り出してくれるから、思い切りチャレンジできるというのは大きい。今、7区画くらいある広い土地の案件に初めて取り組んでいるんだけど、土地の価格だけで億単位になる大きな仕事。それを入社2年目で任されるって、すごい経験をさせてもらっていると感じるよ。